弘前大学大学院保健学研究科 医用工学/医療情報工学 野坂研究室

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弘前大学大学院保健学研究科 医用工学/医療情報工学 野坂研究室

医工分野

医工分野

研究概要

我が国の医療産業は検査系・診断系分野において比較優位であり、今後の成長産業として期待される分野となっています。しかし、医工分野は医学分野の専門知識と工学分野の専門知識とを兼ね備えた研究人材が必要あり、日本国内においては本分野を担う専門人材は非常に少ないのが現状です。

本研究室では医学分野から工学分野へのアプローチにより臨床現場のニーズに基づいた医療機器開発を行うべく、民間企業等と連携し改良型医療機器や次世代型医療機器の研究開発を行っております。

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医工分野 研究概要

※ 医工分野で使用するシステムの様子

研究テーマ

本研究室では以下の研究テーマに取り組んでおります。

医工分野 研究テーマ

  1. 臨床検査診断支援システムの研究開発
  2. 骨髄画像スキャンニングおよび自動分類病態解析システム
  3. 非侵襲24時間血圧連続記録・解析システム
  4. 病理組織診断支援システム
  5. 災害医療用通信支援システム
  6. 災害医療用ポータブル電子カルテシステム

これまでの研究成果

研究テーマ
光学センシング技術を用いた非侵襲輸液血管外漏出遠隔モニタリング支援システムの開発
研究概要医療・福祉施設における慢性的な人員不足は,地方施設においてより深刻な問題となっており,医療処置中又は処置後において患者の継続的容体把握を充分に行うのは非常に困難な状況となっています。特に医療処置に長時間を有する輸液投与においては,高齢者や小児患者の増加と長期入院や長期療養,また近年がん患者に対する新たな抗がん剤として,分子標的型のがん化学療法剤が多数開発され,頻繁な輸液投与によって輸液穿刺部位の静脈血管が破損しやすくなり,輸液血管外漏出が医療現場で多発している。本研究では輸液血管外漏出に起因する医療問題を解決するため,  新たに遠隔モニタリングシステムを開発しています。

図1

 災害医療用通信衛星追尾システムと災害時トリアージ支援システム

研究概要

東日本大震災においては通信インフラが大きなダメージを受け、DMAT活動をはじめとする慰留救護活動に大きな障害が生じました。現在の衛星携帯電話やポータブル衛星通信システムは通信帯域幅がナローバンドであり、災害地において早期にワイドバンドでの通信方法を確保することが必要であることから、可搬式の衛星アンテナ自動セットアップシステムと追尾システムの研究開発を行うとともに、トリアージ情報を共有化するための電子入力システムの研究開発を行いました。
本研究は青森県の平成23年度産学連携・課題解決型医療福祉関連機器等研究開発モデル実証事業の支援を受けて行われたものであり、今後実証試験を通して実用化に向けた取組を開始致します。また本研究においては被災地医療機関である岩手県立釜石病院ならびに岩手県立千厩病院との共同研究を締結し、実施致しております。災害医療用通信衛星追尾システムと災害時トリアージ支援システム

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研究内容 一覧

研究室概要 研究者紹介

弘前大学大学院保健学研究科 (弘前大学医学部保健学科)

〒036-8564
青森県弘前市本町66-1
総合研究棟(本町) 5F
TEL.0172-39-5918

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