臨床現場ニーズに応えるシステム研究開発
臨床検査は人体から採取された血液や尿、便、髄液などを分析したり、人体に直接機器を接続して生体情報を記録することで診療のための客観的データを得るものです。臨床検査技術は新たな治療薬や治療技術の開発に伴い日々進歩しており、最新の臨床検査を行うことで最適な治療方法を選択し、患者様に提供することが可能となります。現在では臨床検査の多くが専用の分析機器で行われていることから、新たな治療法に対応した検査試薬が開発されたりすると検査装置にも新技術の開発が必要となります。
特に近年は人体に対して痛みを伴わない非侵襲的な検査法や、自動化技術による客観的な検査方法の確立が求められていることもあり高度なセンシング技術やデータ解析技術が必要となります。
当研究室では総合検査システムの実現に必要不可欠な医学、工学、情報学の異分野に広く通じた人材育成の教育に努めており、医用検査技術と医療情報解析技術研究を通して、新たな医療機器や検査技術の開発を進めています。
医学系分野におけるワンストップサービス
本研究室では単に医用工学技術、医療情報工学技術の開発のみならず、臨床現場ニーズや地域産業ニーズに応えるため開発した技術や知見を基に医療周辺分野への応用にも対応しています。 外部民間企業等からの依頼ニーズとしては安全性試験、医薬品開発、医薬部外品開発、化粧品素材開発など多岐にわたっており、本研究室は医学系分野におけるワンストップサービスとして地域医療機関や地域企業等と連携した活動を行っています。
